モデルチェンジ前の車が好きだったら

自動車のモデルチェンジは車好きの人なら結構気になるニュースで、楽しみな反面ガッカリさせられる場合もあっていずれにしても注目されますね。特に、人気があって売れ筋の車のモデルチェンジは難しいというかメーカーにとっても冒険でしょう。

車の買い換えをする時には絶対あの車が良いと目を付けていても、フルモデルチェンジで雰囲気が全く変わってしまい前のモデルの方が良かったのにと思う様な場合は、中古車で気に入っていた前の型を買う事が出来ます。人気のクロカンが最近のトレンドで優雅な流線型に変わってしまい、それはそれで美しいのですが以前の武骨な感じが好みだったと態々フルモデルチェンジの前の型を中古車で探したりする人もいます。

新車には各メーカーの最新の技術が注ぎ込まれており、「走り」という点で言えば新しい物ほど優れていて進化あるのみという感じです。しかし、車というのは単なる走る道具ではなく、性能と共にエクステリアの好き嫌いもまた重要ですから、外観に拘るなら中古車が面白いです。

センスの良いカスタマイズがされている場合もある

中古車を選ぶ場合は何と言っても費用の面で大きなメリットがあるので、新車だと全く手が出ないと諦めていたハイクラスの車や外国車のオーナーになる事も可能です。また、特に高級車でなくとも追加したかったオプションを予算の都合で断念せざるを得ないこともありますが、中古車の中には垂涎のオプションを加えてセンスの良いカスタマイズを施してあるものも有ります。

中古の車を色々見て回っていると、何でこんなにセンス良くカスタマイズした車を手放すのだろう、と不思議に思う逸品に出会う様な幸運も。車の雰囲気というのはアルミホイール1つによっても随分と格上げされるもので、ボディーの色やコンセプトと合わせた純正のアルミホイールなどセンスの良いものは結構なお値段だったりします。

1度使うと無いと不便で仕方ないバックモニターとか、無くてもやっていけるが贅沢感のあるサンルーフなど、こだわり始めると際限なく高くついてしまうオプションでも、中古車でそれらを備えた車なら断然お買い得です。

多種多様な中から選べる

車はどんどん進化していて、装備なんかを見ても快適さをアピールする様に次々と付け加わっています。軽自動車でも一昔前なら高級車しか備えてなかった様な装備が乗せられていて、各メーカーともしのぎを削っているので新車は本当に魅力的です。

しかし、例えばハッチバック式のコンパクトカーを百万円台前半で買いたいと思ったら各メーカーの販売店を見て回っても、意外と選択肢は少ないんですね。車種を整理統合して効率的に販売したいと考えるメーカーもあるみたいで、どの車を見ても優秀そうだけどピンとこないという場合、やっぱり中古車なら選択の幅がグンと広がります。

中古車なら現在生産していない車やモデルチェンジする前の型も対象に入るので、車の性能だけでなく雰囲気も大事にしたい人に向いています。ディーラー系の店でもそのメーカー以外の車を扱っている場合がありますし、ディーラー系の店ではないお店なら各社の中古車を比較出来るので、色んな特徴を備えた車の中から好みに合った一台を選べるでしょう。

車は新しいほど燃費が改良されているけれど

後々のメンテナンス費用の事まで考えてお買い得感のある中古車を選び、消費税も余り掛からず取得税も払わずに済めば出費は抑えられますが、燃費の悪い古い車だとガソリン代で家計が圧迫されそうで気掛かりな面もあります。車はモデルチェンジの際に燃費が改良されるので新しい車ほど燃費の面で有利です。

今後も円安が進んだりすると燃料費が上がると予測してハイブリッドカーを選ぶ人もいるのですから、わざわざ燃費の悪い旧式の中古車を選ぶのは賢い選択ではない様な気もしますね。確かにハイブリッドカーなどを買えば所謂エコカー減税でお得感はありますが、高額な物を選んで減税されるケースと減税はなくても元々安い中古車を買うケースで、本当に出費を抑えられるのはどちらかチョット考えれば明らかです。

遠距離通勤など走る距離の長い人なら燃費の良さに拘りたいところですが、チョイ乗りしかしない場合は燃費、燃費とヤッキになる必要もなく、話題のクリーンディーゼルなんてチョイ乗りを繰り返すと車に悪いと言われます。

メンテナンスの費用は割高か?

中古車は買う時の価格や消費税や取得税などの税金といった面で有利ですが、新車と較べると既に幾分か走っている為に劣化した部品などがあって所謂メンテナンスの費用が逆に掛かるのでは?と心配な人もいるでしょう。走った距離が10万キロを越えてくる辺りから車もあちこちガタガタし始める様で、安全に走るためにもメンテナンスの為に10万円前後の費用が要ったりすると言われます。

こういう不安に対しては、後々のメンテナンス費用が上乗せされても十分お得な様な中古車を選んでおく、という手があります。例えば、車体の色を妥協して人気の低い色の車を選ぶなど初期の出費を抑える工夫は色々と出来そうです。また、町なかを走る程度で余り走行する距離が伸びそうもないといった場合には、中古車が適していて新車はモッタイナイ面があるとも言えます。

走行距離に関わらず車は何処かが故障するリスクを抱えているものですし、不可知の部分がある中古なら尚更なので、お店が用意している保証に入っておけば大丈夫でしょう。

リコール情報はマメにチェック

ディーラー系ではない店から中古車を買った車のオーナーさんが、普段付き合いのないディーラーに愛車を持ち込んでリコールの対応を申し込むのは何だか遠慮されると感じる人もいるかもしれませんが、全く心配は要りません。リコールは車が安全に走れる様に車のメーカーが社会的な責任を果たす制度です。

また、リコール制度の趣旨上も当然と言えば当然ですが、メーカーからはディーラーに部品などが渡され修理に掛かる費用も届く仕組みになっているので、安心して該当するディーラーに連絡しましょう。

ただ、中古車の場合はディーラー系の店で買ったものでなければディーラーからは連絡の取りようがないので、普段からリコールの情報には敏感であることが中古車のオーナーには求められます。リコールの実施がメーカーから国土交通省に届け出られると、新聞がきちんと掲載してくれますし規模が大きく重大なものならTVのニュースでも流れます。あとはメーカーのホームページをマメにチェックすれば情報は得られます。

中古車でも無償で整備される場合

車に乗っていると日本車でも外国車でも、自分の愛車がリコールの対象になるのは珍しいくないワリとよく有る事で、実際に日本国内で年間に200万台とか300万台とかの車がリコール対象になっています。私も中古車ではなかったんですがランプの不具合とかの軽い支障でディーラーから連絡を受け、何度か無償で直してもらった事があります。

たとえランプでもキチンと作動しないと安全な走行に差し障りが出るかもしれませんし、パトロール中のパトカーに止められて整備不良の烙印を押されるなんて事があったらイヤですね。エンジンや足回りに関する不具合だと問題は一層大きくなってきますから、中古車の場合にキチンとリコール時の修理を受けられるのか心配する人もいるでしょう。

結論から言えば中古車でも大丈夫で、リコールはメーカーが国土交通省に届け出て責任を持って実施されるものなので、中古だろうが新車だろうが当該メーカーのディーラーに持ち込めばディーラーがメーカーの代わりに無償で整備してくれます。

中古車は取得税でも有利

自動車取得税を弾き出す計算の方法は、中古車の普通乗用車の場合なら「取得価格」の3パーセントですから取得価格に0.03を掛け算します。取得価格が経年で下がる一方の中古車では自動車取得税の面で大変有利になっており、中古の軽自動車の場合は更にお得で取得価格に0.02を掛けて算出します。

新車の時点で99万円の軽自動車で登録から2年半経過した中古の場合なら、99×0.9×0.237(軽の残価率)という計算で取得価格は約21万円です。同じ車で新車なら89万円の取得価格のところが、僅か2年半経っているだけで結構下がることがお分かりになるでしょう。

更に、この場合は取得価格が50万円未満ですから取得税がゼロのケースに当たり、何とも喜ばしい仕組みです。しかし新車で買った場合なら、取得価格の89万円に0.02を掛けて約1万8千円の取得税を払わねばなりません。2年か3年しか経ってない中古車には良い状態の物が多いにも関わらず、残価率では1年半で約5割の価値に低下する事実を上手く利用しましょう。

取得価格について知っておこう

車を買った経験を有していれば自動車を購入する場合に自動車取得税が掛かる事を知っているかもしれません。中古車を買っても取得税を収める必要があるのですから、「取得価格」というちょっとヤヤコシイことについて知識を持っておいた方が有利です。

取得価格とは取得税を弾き出す為の基になる価格で、お店で掲げられている所謂「販売価格」とは別物である点が要注意です。取得価格は、新車であれば車本体の値段に追加したオプションの値段を足した額の9割です。中古車の場合は、新車で買った場合の価格の9割に、更に経年によって低下した価値の割合をかけ算して弾き出します。

低下した価値の割合は「残価率」と呼ばれ、販売価格とか取得価格とかと紛らわしくゴッチャになりそうですが知っておきましょう。残価率は新車の時点では1ですが、新車として登録してから1.5年経つと0.561にまで低下し5.5年経つと0.121にまで減ってしまいます。中古車の場合は2年3年と経つ毎に「取得価格」がそれ相応に下がるのです。

中古車なら消費税も節減出来る

中古車を買うメリットにはどういった点があるかを考えると単に購入の動機から見ても実に色々な側面が考えられますが、中古で自動車を買うメリットとして先ず第一に挙げられるのは何と言っても取得の為の価格が新車に較べて割安であるという事でしょう。また、自動車を購入する際の税金は誰しも安い方が良いですが中古車の購入時にも各種の税金が掛かります。

税金のうちで消費税は将来的に上がっていくのみで下げられるとは考えにくく、消費税では価格が安ければ安いほど納税者にとって有利になるのは言うまでもありません。消耗品などの小さな買い物よりも自動車とか住宅とかの大きい買い物ほど、価格の低い物を選べば消費税の節税効果が大きくなります。

そうした状況で中古品のニーズは今後も高止まりするでしょう。最近は脱デフレという事で以前と比べて物価も上昇しており、何とかして家計の支出を抑えたい人が増えているなかで中古の物品を扱うリサイクル店が進出して盛況ですし中古車の良さが改めて見直されています。